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【エジプト実務】エジプトの個人所得税について(2026年更新)

ピラミッドとスフィンクス

 

今回は、よくご質問をいただくエジプトの実務に関する記事です。

 

エジプトの個人所得税について、まとめたものを紹介します。(2026年3月1日時点)

 

エジプトの個人所得税は、2005年91号所得税法(Income Tax Law)に基づき、以下のように分類されます。

 

・給与所得(Employment Income)

・株式報酬(EquityCompensation)

・キャピタルゲイン(Capital Gains)

・ファンド投資による配当収入(Returns Received from Funds)

・株式配当および債券利息収入(Dividend and Bunds Interest Income)

・家賃収入(Rental Income)

 

いずれも、税務年度は 1 月 1 日~12 月 31 日であり、翌年 3 月 31 日を申告期限として、税務申告を行う義務が定められています。

 

うち、最も一般的な雇用所得については以下のように定められています。

 

税率:年間純所得(Net Income)に基づく段階式累進課税

(以下テーブル参照)

 

注1:所得金額から以下の金額を差し引いて年間純所得を算出する

・社会保険料の従業員側負担金額(毎月の給与額の 11%、上限 EGP 1,837)

・年間所得額の 15%までの任意保険料負担金額(上限 EGP 10,000)

  

 ・殉教者・犠牲者供託金(毎月の給与額の 0.05%)支払金額

注2:年間純所得金額は 10 の位まで四捨五入される(EGP 12,345⇒EGP 12,350)

注3:例:年間純所得が EGP 900,000 であれば、税率 0%、10%、15%は適用なし、EGP 200,000 まで 20%(EGP 40,000)、次の EGP 400,000 を 22.5%(EGP 45,000)、残り EGP 500,000 を 25%(EGP 125,000)と計算し、計 EGP 210,000 となる

 

・基本免除:EGP 20,000 まで、無条件に適用となり課税所得から控除

・年金収入(Pension Payments)は非課税

・退職金/解雇補償金(End-of-Service Gratuities / Severance Pay)は非課税

・現物支給(Benefits in Kind)として、食事、通勤手段、健康診断、ユニフォーム、社宅などが従業員全体に公平に支給される場合は非課税

 

会社は、従業員の給与支給時に税額を計算して差し引き、翌月 15 日までに税務当局ETA のポータルサイトで所得情報を入力し、月次の申告を行います。

 

同時に、計算された全員分の税額を ETA の銀行口座に送金することになります。

 

この方式に沿って月次の申告・納税を行っている企業は、別途年次の確定申告を行う必要はありませんが、給与所得以外の収入がある従業員は、個人の収入をまとめて翌年3月末までに確定申告を実施する必要があります。

 

以上、今回はエジプトの個人所得税(2026年3月1日時点)についてでした。

 

必要とする方の参考になれば幸いです!

 

実務担当:近藤 貴政

 

参考:https://eg.andersen.com/personal-income-tax/ ANDERSEN

 

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