ピラミッドとスフィンクス
日本からエジプトまで、飛行機で行けば直行便でも13時間半かかる距離があり、二国間にはかなりの時差がありますが、皆さんは、日本とエジプトとの時差をご存じでしょうか。
実は、一般的には7時間とされているのですが、エジプトにはサマータイムという 公的な時間変更があり、日本との時差が6時間になる期間があります。
今回は、エジプト時間とエジプト人の時間感覚に加えて、この摩訶不思議なサマータイムについてお伝えします。
■日本とエジプトとの時差
「エジプト時間」といった場合、通常は日本時間と比べ、7時間遅い時間帯を指します。
日本時間で昼の12:00であれば、エジプトでは朝の05:00。
日本時間で夕方18:00であれば、エジプトでは昼前の11:00、という具合です。
ただし、以下に見るサマータイムの考慮が必要であるため注意しましょう。
■サマータイムとは
空気が乾燥しており、寒暖の差が激しいエジプトでは、夏季の始業時間が少し早くなるだけで、エアコンの使用量が著しく減少することが知られています。
このため、政府は夏季に入ると、国の時間を1時間前倒しして、少しでも涼しい時間に業務を開始するよう、サマータイムを導入しています。
具体的には、毎年4月最終週の金曜日から、10月最終週の木曜日まで、日本時間で昼の12:00であれば、エジプトでは朝の06:00。
日本時間で夕方18:00であれば、エジプトでは昼前の12:00、という具合に、日本との時差が6時間となります。
2026年については、4月24日(金)に始まり、10月29日(木)まで続い て、10月30日(金)からは標準時間(=日本との時差7時間)となります。
ほとんど半年がサマータイム期間なので、日本との時差は6/7時間、と覚えたほうがいいですね。
■エジプト企業の営業時間
多くのエジプト企業は、オフィスワークであれば週休2日制、肉体労働であれば週休1日制で活動しており、08:00または09:00から17:00まで、という営業時間となっています。
休憩時間は12:00または13:00から1時間取得されることが多いですが、 フレキシブルに取得できるようにする企業も増えています。
ラマダン時間
イスラム教徒(ムスリム)の多いエジプトでは、ラマダン月になれば町中が断食をすることになります。
昼食の必要がなくなることに加え、午後には集中力も尽きてしまうことから、多くのエジプト企業では、ラマダン月中の営業時間が短縮され、連続6時間勤務となることが多いです。
例えば、朝09:00に始業する企業であれば、15:00には終業してしまうため、注意が必要です。
早めに切り上げて、断食明けの食事の準備にかかるので、残業することもほとんどありません。
以上、エジプト時間とサマータイムについてお伝えしました。
日本から遠隔で協働する場合には、時差を考慮することは重要です。
カレンダーでリマインダーをセットするなどして、サマータイム、それからラマダン月にも、うっかりしないよう気を付けたいものですね。
記事:近藤 貴政
参照: https://en.wikipedia.org/wiki/Daylight_saving_time_in_Egypt
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