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【エジプト国家計画特集】その①『エジプト高速鉄道』について!

ピラミッドとスフィンクス

 

経済成長著しいエジプト、2016年には、その後14年間に成し遂げるべき持続的成長を目標として Egypt Vision 2030 というアジェンダが打ち立てられました。

 

アジェンダには、生活の質の向上や社会的平等など、教育的・理念的なものも多く 含まれますが、経済の側面から見れば、メガプロジェクトに国家的に投資するという形で実現されてきています。

 

今回は、そんな Egypt Vision 2030 に沿ったメガプロジェクトの一つ、エジプト高速 鉄道プロジェクトについてお伝えします!

 

 

■どうして鉄道なの?

 

エジプトを旅行した人ならご存じかと思いますが、有名な観光地を回るにも、現在までほとんどの交通手段は、バスなどの車両となり、鉄道はカイロ市内の地下鉄を除くと、信じられないくらいゆっくり走るカイロ~ルクソール/アスワンまでを結ぶ鉄道がある程度で、よほどお金のない人でなければ利用しないものとなっていました。

(※2026年現在は、カイロ~アレキサンドリア間にTalgo Trainという高級鉄道が走っており、新幹線のように充実しています。)

 

しかし、Egypt Vision 2030 に沿ったメガプロジェクトにより、エルアラメイン(El- Alamein)やラース・エルヘクマ(Ras El-Hekma)などの重要都市が開発され、国内 都市間の移動が課題となってきたため、国家プロジェクトとして高速鉄道が計画されたというわけです。

 

■高速って、そんなに早いの?

 

路線によりスピードは異なるということですが、地中海沿いを走る第一路線では、 時速 230 キロまで出るようになる予定です。

 

日本の新幹線が時速 260~320 キロといわれているため、そこまでではありません が、飛行機の次に早い移動手段になりそうです。

 

それもそのはず、車両はドイツハイテク企業のシーメンス(Siemens)が手配しており、同社が全体の指揮・設計を担当しているのです。

 

建設完了後のメンテナンスも、ドイツ国有会社のドイツ鉄道(Deutsche Bahn)とエジプトのスウィーディー・エレクトリック (Elsewedy Electric)が担当することになっており、安心感が高いです。

 

■どれくらい便利になるの?

 

エジプト高速鉄道の全長は約 2,000 キロとなる予定で、シナイ半島や紅海沿岸部を 除き、主要な都市をほぼ網羅する形で設計されています。

 

主要な路線は3本で、第一路線は地中海沿岸のマルサ・マトルーフ(Marsa Matruh)から紅海沿岸のアイン・ソフナ(Ain Sokhna)までを結びます。

 

それだけで、一気に、紅海から地中海を結ぶ一大路線なのですが、カイロにもアレ キサンドリアにも近く便利になります。

 

第二路線は、カイロからナイル川沿いをアスワンまで結ぶ予定で、全長 1,100キロにも及ぶ長距離路線です。

 

最終的には、スーダンまで行けるようになるかもしれません。

 

第三路線は、ルクソールから公開沿岸のサファーガ(Safaga)までを結ぶ予定で、紅海 沿岸のリゾート地、フルガダ(Hurgada)を通る観光用路線となる予定です。

 

■いつ開通するの?

 

2030年まであと4年と迫った今でも、まだ高速鉄道は運行されていませんが、第一路線は2027年頃の完成が予定されています。

 

エジプト国内の移動・旅行がますます快適でスムーズなものになると考えると、うれしくなりますね!

 

以上、今回はエジプト高速鉄道について、お伝えしました。

 

 

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