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ピラミッドとスフィンクス
今回は、南エジプト・ヌビア地域にあるデッル神殿(デール神殿)について。
少々マニアックではありますが、オススメのこの神殿。
何が良いのかというと、この神殿、ラムセス2世のレリーフが満載なのです!
まず、デッル神殿について簡単に説明すると
この神殿は、南エジプト・アスワンを南に約170キロほど行ったヌビア地域にあります。
新王国時代・第19王朝の王であったラムセス2世の治世中、ヌビアの総督を努めたことで知られるセタウによって、古代エジプトの最高神アメン・ラーを祀るために建てられたとされています。
他のヌビア地域にある神殿同様、アスワンハイダム建設に伴う水没を避けるため、1970年代初頭に、アマダ神殿近くに移築されました。
(アマダ神殿については、こちら ⇒ 神秘的な映えスポット!?アマダ神殿 )
このデッル神殿、ラムセス2世の治世の建造物というだけあって、ラムセス2世の壁画がたくさん残っているんです。
彼の戦いを描いた色鮮やかなレリーフ(浮き彫り)など、修復後の現在も残る壁画を見ていきましょう。
まず、ヒエログリフ。
修復や保存状態が良いため、色まで綺麗に残っています。
他にもラムセス2世のレリーフが満載。
上の写真は、オリーブの木に囲まれるラムセス2世です。
右には、死者を祀る神様が。
上の壁画のように、オリーブの木に囲まれると、”王は1億年生きる”とされていたそう。
上の写真は、ラーホルアクティ神です。
左にいるのがラーホルアクティ神で、アメンラー神とホルス神が合体した神様なんだそう。
ラーホルアクティ神は、朝日の神とされ、新王国時代の後期に力を強めたといいます。
上の写真は、左にいるラメセス2世が、右にいるアメン神に捧げ物をしているところ。
上の写真は、中央のラムセス2世が”生命”を意味するアンク(アンフ)を与えられているところ。
最後に、こちらの写真は、遺跡巡りに疲れ果て、ぐずっていた3歳息子をロバの馬車に乗せて運んでくれた、優しいエジプシャンのおじさんたち。
アブ・シンベル神殿はもちろん
ヌビア地域にある神殿をまとめて巡るなら、ナセル湖クルーズがオススメです。
(ナセル湖クルーズについては、こちら ⇒ ナセル湖クルーズ )
以上、デッル神殿についてでした。
いかがでしたか?
渡埃の際は、ぜひ訪れてみてくださいね!