ピラミッドとスフィンクス
今回は、国連発表の2024年版世界人口予測に関するニュースです。
2024年7月11日、国連が『World Population Prospects 2024』を発表。
世界人口は現在82億人で、今後50年から60年は増加を続けますが、2080年代半ばに約103億人でピークを迎えた後、減少に転じる予測とのことです。
画像：国連公式HPより
30年後の2054年の人口予測を国別に見ると、世界ではインド、中国、パキスタンの順となっています。
2054年の世界人口予測上位５ヶ国は以下の通りです。
※（カッコ内は2024年時点の人口）
① インド：16億9,200万人 （14億5,100万人）
② 中国：12億1,500万人 （14億1,900万人）
③ パキスタン：3億8,900万人 （2億5,100万人）
④ アメリカ：3億8,400万人 （3億4,500万人）
⑤ ナイジェリア：3億7,600万人 （2億3,300万人）
画像：国連公式HPより
中東・北アフリカ（MENA）の人口は、2024年に5億8,148万人、2054年に8億1,929万人となり、その後の伸びは鈍化する見込みのようです。
中東・北アフリカでは、エジプトが首位、次いでイラン、トルコの順で、現時点の順位と同様。
これらの地域ではイエメン、イラク、アルジェリアなどで出生率が高く、人口の急増が予測されているそう。
なお、サウジアラビア、UAEのほか、オマーンなど⾼所得の国々では、国際移住が主な要因で、人口増加率が20％を超えると⾒込まれているようです。
エジプトの子供たち
中東・北アフリカ（MENA）地域の2054年人口予測の上位国は以下の通りです。
※（カッコ内は2024年時点の人口）
① エジプト：1億6,720万人 （1億1,654万人）
② イラン：1億197万人 （9,157万人）
③ トルコ：9,063万人 （8,747万人）
④ イエメン：7,559万人 （4,058万人）
⑤ イラク：7,550万人 （4,604万人）
⑥ アルジェリア：6,105万人 （4,681万人）
⑦ サウジアラビア：4,970万人 （3,396万人）
⑧ モロッコ：4,368万人 （3,808万人）
⑨ シリア：3,905万人 （2,467万人）
⑩ ヨルダン：1,696万人 （1,155万人）
また、サブサハラ・アフリカの人口は、現状の12億人から、2054年には約79％増の22億人に増加の見込みとのことです。
2024年から2054年の間に予測される世界人口の増加の5分の1以上が、サブサハラ・アフリカの9カ国に集中するということです。
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