ピラミッドとスフィンクス
今回は、エジプトの今年2度目の利上げニュースについてです。
エジプト中央銀行(CBE)は5月19日、政策金利を9.75%から2ポイント利上げし、11.75%とすると発表。
エジプトの利上げは、3月に続いて2022年で2度目となります。
利上げについて、CBEは、インフレ抑制と中期的な物価安定が理由としています。
インフレ率(画像:CBE公式HPより)
物価上昇の要因に関して、CBEは、3月の利上げや、小麦・小麦関連食品や肥料などの価格高騰、ラマダンなど、複合的と説明。
ちなみに、4月末の都市部の物価上昇率は、前年同月比13.1%で、2019年ぶりの高水準となっています。
今年1回目となる3月の利上げ時には、通貨エジプト・ポンドが大幅に切り下がったエジプト。
詳しくは、こちらの記事をどうぞ↓
一方、通貨の切り下げは、海外からの投資呼び込みや輸出競争力の向上につながります。
現在、新行政首都(New Capital)の開発を進めているエジプト。
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ちなみに、エジプト金融政策委員会(MPC)は、引き続き経済状況や物価上昇率を監視し、物価の安定のためには追加の金融措置を実施する可能性も示唆しているようです。
今後のエジプト情勢にも注目していきたいところです。
ということで、今回はエジプト今年2度目の利上げについてでした。
必要とする方の参考になれば幸いです。