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このブログでは、エジプトのポジティブな情報をお伝えしています。
ピラミッドとスフィンクス
今回は、アフリカへのベンチャーキャピタル(VC)投資についてです。
以前の記事で、エジプトへのVC投資がすごい!という内容を紹介しました。
詳しくは、こちらをどうぞ!
その後、日系のVCもエジプトへ投資しています。
詳しくは、こちらをどうぞ!
上記のように、2021年は、エジプトへのVC投資のニュースが目立ちました。
では、アフリカ全体ではどうだったかというと。
2021年、アフリカのスタートアップ企業がベンチャーキャピタル(VC)から調達した資金の総額は52億ドルで、前年比3.6倍になったそう。
投資件数は、681件で、なんと前年比92%増とのこと!(参考:Partech Partners)
特に、大型投資が増加したことに注目です。
エジプトは、ナイジェリア、南アフリカに次ぐ3位で、140件の総額6億5,200万ドルでした。
ちなみに、アフリカでユニコーン企業を擁する国は、ナイジェリアに次いでエジプトが2位。
(画像:Partech Partners HPより)
セクター別でみると、調達額全体の63%を占めるフィンテックが32億ドル(前年比9倍!)でトップ。
(※フィンテックは、金融(Finance)× 技術(Technology)を組み合わせた造語。ファイナンス・テクノロジーの略。AIなどの最新テクノロジーを活用した新しい金融サービス。)
次いで、ロジテックが3億8,800万ドル(5倍)、エドテックが2億9,100万ドル(7.5倍)。
(※エドテックとは、教育(Education)× テクノロジー(Technology)を組み合わせた造語。エデュケーション・テクノロジーの略。教育領域にイノベーションを起こすビジネス、サービス、スタートアップ企業などの総称。)
案件数では、1位がフィンテック(219件)、2位がエンタープライズ(103件)、3位がE、M、Sコマース(94件)となっているようです。
(コマースは、貿易・取引・通商などの意味。Eはインターネット、Mはモバイル、Sはソーシャルの略。)
エジプトでは、アップルやグーグルにも出資していた米国有力VCのSequoia Capital(セイコア・キャピタル)から、デジタルバンキングを提供するTelda(テルダ)、ECのFlextock(フレックストック)などが出資を受けました。
(画像:Telda HPより)
日系VCのケップル(Kepple Africa Ventures)からは、エンタープライズのMinly(ミンリー)、ECのCartona(カートナ/ カルトナ)、物流プラットフォームのIlla(イラ)などが出資を受けています。
(画像:MinlyHPより)
ということで、今回は、アフリカへのベンチャーキャピタル投資についてでした。
2022年も、エジプトをはじめ、アフリカの成長から目が離せませんね!
以上、必要とする方の参考になれば幸いです。
参照:Partech Partners 、ジェトロ