こんにちは!
ご覧いただき、ありがとうございます。
このブログでは、エジプトのポジティブな情報をお伝えしています。
ピラミッドとスフィンクス
エジプトでは、新型コロナウィルス禍の現在においても、経済などのデジタル化が進行中。
スタートアップ企業への出資も相次いでいます。
参考記事 ⬇︎
今回は、エジプト発のスタートアップが米国株式市場ナスダックへ上場するというニュースです。
2017年にエジプトで起業、2020年にアラブ首長国連邦(UAE)のドバイに本社を移したSwvl(スエフル)。
Swvl HPより
アフリカ発のスタートアップでは、2021年で初めての新規株式上場(IPO)となりました。
エジプトのスタートアップとしては、2019年フィンテックであるFawry(ファウリー)のエジプト株式市場上場に続く、2社目のIPOとなります。
Fawry HPより
Swvlは、特別目的買収会社(SPAC)との合弁により、米国株式市場ナスダックへ上場する予定であることを公表。
クイーンズ・ギャンビット・グロース・キャピタル(GMBT)がスエフルを買収するという形で、上場へ。
7月時点の評価額は、なんと約15億ドル。エジプト発の2社目のユニコーン(評価額10億ドル以上のスタートアップ)となります。
Swvlは、バスやバンなど大量輸送のライドシェアリングサービスを提供。
通勤や通学など、定期便のオンライン手配を実現しています。
エジプトでは、すでに Uber(ウーバー)や Careem(カリーム)などの乗用車のライドシェア、タクシーもあり利用されていますが、Swvlは乗車料金がより安いバスやバンのライドシェアとして普及。
カイロやギザなど、過密するエジプト都市部の人口に対して、地下鉄などの公共交通機関が未整備であり、小型のバスやバンなどが乗り合いバスとしてすでに利用されていたことも普及した背景の一つといえます。
サウジアラビアやヨルダン、UAEなどの湾岸諸国のほか、公共交通機関が未整備で人口の多いパキスタンやケニアなどの新興国の都市部にも進出。
これまで140万人の乗客に対し、4,600万回以上のサービスを提供してきたそう。
2020年の収益は、2,600万ドルでしたが、2021年は7,900万ドルの収益を見込んでいるようです。
また、上場による資金調達により、ブラジル、メキシコ、イタリア、スペインなどでもサービスを提供する見込とのこと。
さらに、欧州のライドシェア企業の買収によって更なる拡大も計画しているんだとか。
2020年以降、新型コロナ禍での事業デジタル化で、スタートアップ企業への出資が相次いでいるエジプト。
今後もエジプトのビジネス展開から目が離せませんね!