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このブログでは、エジプトのポジティブな情報をお伝えしています。
スフィンクスとピラミッド
今回は、エジプトのスタートアップについての記事です。
エジプトで、事業立ち上げ初期のスタートアップに対するプレシード・ラウンドの出資が相次いでいるというニュースが!
2021年設立、デジタル・バンキングを提供する『Telda』は、セコイア・キャピタルなどから500万ドルのプレシード出資を受けたことがニュースになりました。(『business today』5月17日)
セコイア・キャピタルは、アップルやグーグルにも出資していた米国有力ベンチャーキャピタル(VC)です。
なんと、湾岸・北アフリカ諸国で初の出資となりました。
Teldaは、銀行口座を持たない市民が多いエジプトで、スマートフォンアプリの手続きでデジタル口座開設を可能とし、オンライン決済、現金引き下ろしなどの金融サービスを提供。
中央銀行から許可を受け、2021年4月にサービスを開始、これまで1万7,000人3万口座以上が開設されているそう。
(telda HPより)
また、5月上旬には、2020年設立のEコマース向け物流・保管サービスを提供する『Flextock』が、325万ドルを調達。
プレシードとして中東・北アフリカ地域で当時、過去最大の調達額となりました。
(その後、前述のTeldaが過去最大へ)
Flextockは、100社以上のEコマース・商店の5,000種類以上の在庫に対して、商品のピックアップ・保管・管理・包装・顧客への配送などを提供。
Eコマースの利用が増加傾向のエジプトにおいて、ITを駆使し、在庫管理や個別配送の課題解決を目指す模様。
さらに、2020年設立の農家向けフィンテック『Mozare3』は、エジプト大手VCなどから100万ドル超のプレシード出資を受けました。
Mozare3は、アプリにより作物収穫予想に応じた融資などを可能にします。
エジプトにおいて、農業は主要産業の一つ。
現状の契約は、まだ100農家ですが、2022年までに2,500農家を目指すとしています。
新型コロナウイルス禍でも出資が続くエジプト。
2020年のスタートアップに対する投資の金額・件数では、なんとアラブ首長国連邦(UAE)に次ぐ中東・北アフリカ地域で2位!
エジプトでは、金融、物流、農業など、社会の課題解決をビジネスにつなげようと試みるスタートアップがどんどん増えています。
今後のエジプトから目が離せませんね!
ということで、今回は、エジプトのスタートアップに関するニュースでした。
必要とする方の参考になれば幸いです!
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