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【王家の谷】ツタンカーメンだけじゃない!見るべきファラオの墓は!?

 

こんにちは!

 

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このブログでは、エジプトのポジティブな情報をお伝えしています。

 

ピラミッドとスフィンクス

 

今回は、ルクソールの観光名所の一つ「王家の谷」についてです。

 

ルクソールには世界遺産の観光名所が数多くありますが、王家の谷も、外せないスポットの一つ。

 

ルクソールは、古代エジプト新王国時代、都「テーベ」として栄えました。

 

テーベでは、ナイル川を挟んで東岸が「生者のまち」、西岸が「死者のまち」とされていました。

 

王家の谷は、墓地なので、「死者のまち」である西岸に位置します。

   

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王家の谷は、あのナポレオンにも注目されていました。

 

1799年には、ナポレオンのエジプト遠征に同行した探検隊によって、墓の地図と計画が描かれています。

 

1979年には、他のネクロポリスとともに、世界遺産に登録されました。

 

王家の谷では、いまだ発掘作業が続いており、2008年には、新たに2つの墓の入り口が発見されています。

 

この谷には、63もの墓があり、新王国時代の王家の主要な埋葬地であったことがよくわかります。

 

第18王朝時代には、この谷に葬られたのは、王たちだけでした。

 

第19王朝・第20王朝時代には、埋葬の数が増え、トトメス2世など、いまだに見つかっていない王墓もあります。

  

王家の谷

 

そんな王家の谷で、発見された主な王墓は、こちら。

 

・ツタンカーメン王墓

・トトメス1世王墓

・トトメス3世王墓

・ラムセス1世王墓

・ラムセス2世王墓

・ラムセス3世王墓

・ラムセス4世王墓

・ラムセス6世王墓

・ラムセス7世王墓

・ラムセス9世王墓

・ラムセス10世王墓

・セティ1世王墓

・セティ2世王墓

・アメンへテプ2世王墓

・ハトシェプスト女王墓

・アイ王墓

 

他にも、いくつかの特権を与えられた貴族の墓も存在します。

   

A map of the Valley of the Kings with locations of tombs marked

(画像:Wikipediaより)

 

そんな数ある王墓、全てを見てまわるのは、けっこう大変です。

 

特に、日中の観光なら、炎天下の中、日向を歩くことになりますので、熱中症にも注意が必要。

 

(わたしは朝6時台の観光でも、熱中症になりました…)

 

ということで、数ある王墓の中でも、必見の墓を紹介します!

 

(エジプト国家資格である観光ガイド免許を有するエジプト人&世界35カ国を旅した日本人の独断と偏見です。)

 

ツタンカーメン号で登っていきます!

子どもには運転もさせてくれる!

 

(画像:Wikimediaより)

 

① ツタンカーメン墓

 

まずは、なんと言っても、有名な「ツタンカーメン墓」です。

 

別途料金がかかりますが、これは必見です。

 

現代西洋考古学の最も有名な発見とされ、1922年にハワードカーターという考古学者によって発見されました。

 

ツタンカーメン墓は、最初に発見された王家の墓であり、強盗が進入してはいたものの、まだほとんど無傷の状態でした。

 

3000年以上を経て、王のミイラに被せられた黄金のマスクをはじめとする数々の副葬品がほぼ完全な形で発見されたのです。

 

ちなみに、彼の墓からは、豊富な埋葬品が発見されましたが、ツタンカーメンは未成年の王であったため、他の王の埋葬地には、おそらくもっと多くの埋葬品があったとされています。

 

(発掘のスポンサーとなったカーナヴォン卿が、墓の公開直後に急死するなど、発掘関係者が次々と不遇の死を遂げたという噂が広まり、「ファラオの呪い」と、伝説にもなりました…!)

 

ツタンカーメンのミイラと、黄金のマスクをはじめとする数々の副葬品は、エジプトに残され、現在はカイロにあるエジプト考古学博物館に収蔵されています。

 

セティ1世墓天体図(画像:Wikimediaより)

 

② セティ1世墓

 

続いて、こちら。「セティ1世の墓」です。

 

ツタンカーメン墓と同じく別途料金がかかり、こちらはちょっと高額です。

 

こちらの墓は、1日限定150人までとなっており、早めに、できれば午前中の訪問をオススメします。

 

王家の谷の中で最大規模の墓で、玄室(棺の置かれた部屋)の天井にある天体図が有名。

 

古代エジプト人の考えた星座が、動物や人間の姿でとても綺麗に描かれています。

 

ネフェルタリ墓前

 

③ ネフェルタリの墓

 

続いては、こちら。「ネフェルタリの墓」です。

 

こちらは、王家の谷のおとなり、『女王の谷』にある最大の墓の一つです。

 

こちらは、装飾がとても美しく、圧巻です。

 

墓内は、他の墓とは比べものにならないほど、見事な壁画で彩られています。

 

別途料金がかかり、1,400ポンド(日本円にして1万円弱)と高額で、かつ入場時間は10分のみ!

 

そのため、躊躇する方もいますが、とてもオススメです。

 

こちらも1日限定150人までとなっているため、早め(午前中)の訪問をオススメします。

 

(画像:Wikimediaより)

 

どうしても入りたくない方は、、笑

 

墓前に説明書があるので、そちらをご覧いただくと良いかと思います。

 

ネフェルタリ墓前の説明書

 

以上、必見のオススメ王墓3選でした。

 

え?3つだけ?と思った方もいますよね。笑

 

古代エジプト好きな方には、 怒られてしまいそうですが、それだけでも行った甲斐があると言えると思います。

 

ちなみに、3選としたのは、理由があり、、

 

例えば、ラムセス1世の墓は、即位していたのが2年程と、短かったこともあり、立派な墓を用意する時間がなかったようで、墓内はかなり簡素です。

 

それから、どの墓内も、酸素が薄く、非常に暑いです。

 

熱心に見学して、熱中症になってしまったら、その後の観光予定も台無しに。

 

王家の谷以外にも、ルクソールは見どころ満載ですので、体力的にも余裕を持ったスケジューリングをオススメします。

 

もちろん、古代エジプト好きな方や、体力に自信がある方は、たくさんの墓を巡るのもいいですね。

 

※ 基本の入場料金で3つの墓に入れます!

 

ということで、日陰のない王家の谷では、訪問する時間帯、自分の体力とも相談しながら見学するのが良いと思います。

  

ということで、 王家の谷で見るべきファラオの墓についてでした!

 

必要とする方の参考になれば嬉しいです。

 

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