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このブログでは、エジプトのポジティブな情報をお伝えしています。
ピラミッドとスフィンクス
皆さん、ルクソールをご存知ですか?
(ちなみに、わたしはエジプシャン夫と出会うまで知りませんでした・・・笑)
現在のルクソールは、古代エジプト新王国時代には都「テーベ」として栄えていました。
そんなルクソールには、ハトシェプスト葬祭殿や王家の谷など、魅惑の観光名所がたくさん。
今回は、「古代都市テーベとその墓地遺跡」として世界遺産にも登録されている「カルナック神殿」を紹介します!
入り口に並ぶのは羊を象ったアメン神
カルナック神殿は、ルクソールから2.5キロほど北に行った東岸に位置します。
ちなみに、ルクソールは、主な遺跡が東岸と西岸に分かれており、太陽が昇る東岸は、「生者のまち」、太陽が沈む西岸は「死者のまち」とされていました。
東岸には、神々を祀る神殿が、西岸には、墳墓が造られました。
カルナック神殿は、神殿の他、その近くにある礼拝堂など、いくつかの建造物からなる複合体で、通称「カルナック」と呼ばれています。
ちなみに、アラビア語で「Khurnak」は、「要塞村」という意味なんだそう。
カルナック複合体の建造物は、中王国時代のセヌスレト1世の治世(紀元前2000年〜1700年頃)に始まり、プトレマイオス朝時代(紀元前305年〜30年)まで続いたといいます。
現存する建物のほとんどは、新王国時代のものなんだとか。
この複合体は、とても広く、博物館も含まれます。
なんと、数あるエジプト世界遺産の中で、ギザのピラミッドに続き、二番目に訪問者の多い史跡なんだとか。
カルナックは、4つの区分で構成されていますが、現在一般に公開されているのは、1つの区分のみです。
とは言っても、4つの中でも最大の区分ですので、見所は満載。
残りの3つの区分のうち、ムト神の区分は、非常に古く、地球と創造神に捧げられていましたが、残念ながら、まだ復元されていません。
元の神殿は、ハトシェプストによって破壊され、部分的には復元されたものの別のファラオがその周りに建造したといいます。
その多くは、他の建物で使用するため、持ち去られた可能性があるといいます。
カルナックと他の神殿との主な違いは、それが建造され使用された期間の長さなんだとか。
約30人ものファラオが建物に貢献し、他では見ることができないサイズ、複雑さ、多様性を可能にしました。
破壊されてしまいましたが、アメンホテプ4世によって建てられた神殿も含まれていました。
カルナックの見所の一つは、アメン神地区のホールです。
134本もの大きな柱が16列に配置されています。
これらの柱のうち、122本は高さが10メートル、残りの12本は、高さが21メートル。
直径は3メートルを超えています。
上の写真は、光のライトショーを見に行った時のものです。
夜のカルナックは、昼とは一変して、とても幻想的。
ちなみに、光のライトショーは、カルナック内を歩きながら進んでゆくのですが、足元が暗い中、結構な距離を歩くので、座ってゆっくり鑑賞したい方にはアブ・シンベルの光のライトショーがオススメです。
(アブ・シンベルについては、こちら ⇒ アブ・シンベルはパワースポット!?)
また、個人的にオススメのライトショーは、フィラエ神殿(イシス神殿)です。
(フィラエ神殿(イシス神殿)光のライトショーはこちら ⇒ "ナイルの真珠”と謳われるイシス神殿 )
ちなみに、日中観光する方は、日差しがとても強くなり、日陰もないため、熱中症に気をつけましょう。
水分補給をお忘れなく!
そして、カルナックといえば、こちらが有名ですね。
スカラベの像です。
日本語では、フンコロガシ。
古代エジプトの人々は、フンコロガシが糞玉を転がす姿を太陽の回転を司るケぺラ神に重ね、スカラベをケペラの神の化身と考えたといいます。
ここからスカラベは、不死と復活の象徴とされ、その姿を象ったものをお守りとして崇めるようになったようです。
そんなスカラベの像ですが、その周りを「左回りに3回廻ると願いが叶う」というジンクスがあるんだとか。
他にも、「5回廻ると幸せな結婚ができる」とか「息を止めて何周か廻ると良いことがある」とか「7回廻るとまたカルナックに戻ってくることができる」など諸説あるようです。
ちなみに、古代エジプト考古学を研究するエジプシャン夫は、あくまでもジンクスだと言っていますが・・・
信じるか信じないかは、あなた次第です!笑
ということで、今回は、カルナックについてでした。
他にもカルナックについての情報があれば、ぜひ教えてくださいね!