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このブログでは、エジプトのポジティブな情報をお伝えしています。
ピラミッドとスフィンクス
ピラミッドやスフィンクなど、歴史ある文化や遺跡で有名なエジプト。
そんなエジプトの伝統料理というと、何を想像しますか?
今回は、古代からエジプトで愛されてきた、エジプト人のソウルフードとも言える「モロヘイヤ」を紹介します!
まず、モロヘイヤについて語られる際、よく言われるのは、クレオパトラが愛したものだとか、彼女の美の秘訣だったという話。
実際には、クレオパトラが食べていたことを証明する資料は見つかっていないそう。
ただし、直接示す証拠はないけれど、クレオパトラの時代には、すでにモロヘイヤが食材として認知されていたことはわかっているんだとか。
デンデラ神殿のクレオパトラと息子カエサリオン
クレオパトラの好物だったかどうかは別として
クレオパトラが当時モロヘイヤを食べていたことは、間違いないと考えられているようです。
また、古代エジプトの王が病床に伏した際、モロヘイヤのスープを飲み回復したという言い伝えもあるそう。
そのことから、別名「王様の野菜」とも呼ばれるモロヘイヤ。
そんなモロヘイヤの栄養は満点。
細胞老化の元となる、活性酸素の働きを抑える抗酸化作用の高い栄養素が、豊富に含まれているんだとか。
ビタミンA、C、Eの含有量は、野菜の中でもトップクラス。
紫外線からお肌を守り、シミやシワ、乾燥を防ぐ効果もあるんですって!
まさに、日差しの強いエジプトにぴったりの野菜です。
特に、モロヘイヤのスープは、モロヘイヤ料理の代名詞であり、エジプト人のソウルフードともいえます。
このモロヘイヤスープにエジプトパン(アエーシマスル)を付けて食べるのがエジプト流。
南エジプトでは、太陽のパン(アエーシシャムス)を付けて食べることも。
他には、ロズビシャーレイヤというエジプトライスに付けて食べることもあります。
「SOBHY」の絶品モロヘイヤスープ
そんなモロヘイヤスープが美味しくいただけるレストランをひとつご紹介。
カイロの有名なレストラン「SOBHY」は、現地のエジプシャンからエジプトで一番美味しいと評判のお店なんだそう。
エジプトのテレビ番組でも、何度も取材を受けている人気店です。
実際に行ってみると、目の前でモロヘイヤスープを注いでくれるパフォーマンスもしてくれました!
観光客向けレストランではないけれど、現地エジプシャンでいつも賑わっています。
とっても美味しいので、本格エジプト料理が食べたい方は、ぜひ行ってみてください!
乾燥モロヘイヤを使ったモロヘイヤスープ
ちなみに、モロヘイヤの旬ではない冬などは、乾燥や、冷凍したモロヘイヤを使って調理します。
特に、南エジプトのルクソールやアスワンでは、乾燥したモロヘイヤをよく食します。
(乾燥のモロヘイヤは、少し色が濃く、風味も異なります。)
こうして、1年中モロヘイヤを食すエジプシャン。
エジプト人にとって、モロヘイヤスープは、なくてはならない存在といえます。
ということで、今回はモロヘイヤについてでした。
渡埃の際は、ぜひ試してみてくださいね!