こんにちは!
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このブログでは、エジプトのポジティブな情報をお伝えしています。
ピラミッドとスフィンクス
今回は、肉のお話。
イスラム大国のエジプトでは、肉といえば、ビーフかチキン(またはハト)で、特別な日にはラムを食べます。
今回は、とっても美味しいルクソール(南エジプト)のビーフの作り方と食べ方をご紹介します!
ご近所の牛飼農家さんちの牛たち
まず、ビーフですが、ルクソールでは、昔ながらの製法で牛を育てており、日本でも流行りのグラスフェッドビーフがあたりまえ!
放牧でのびのび育った牛さんの、さばきたてお肉をいただくことができます。
とっても贅沢ですよね。
しかも、生産者の顔も販売者の顔も見えて安心・安全。
うちは、いつも肩ロースやサーロインを注文し、購入しています。
作り方は、いたってシンプル。
肉質がいいので、シンプルがいちばん美味しいんです!
それでは作り方を紹介していきましょう。
エジプシャン夫の母直伝のレシピです!
エジプシャン母作のビーフ
まず、お肉は、キッチンで調理しません。
では、どこで調理するのかというと・・・
なんと、裏庭。笑
裏庭の一角に、調理スペースがあり、そこで薪を燃やして煮込むのです。
エジプシャン母に、なぜキッチンでやらないのかと聞くと。
「ガスよりも直火で調理した方が美味しいのよ!」とのこと。
お水がたっぷり入る大きい鍋(炭で汚れてもいいもの)に、濾過した水、玉ねぎ丸ごと、塩を入れ煮込みます。
ちなみに、料理がそんなに得意ではない私。
母に分量を聞くと「そんなの大体に決まっているでしょう!適当で良いのよ、適当で!」とのこと。
細かいことは気にしない、なんともエジプシャンらしい母。笑
途中で、アクを取りながら、水を足しながら、3時間ほどじっくり煮込んでいきます。
すると、肉はホロホロ、脂身はトロトロに。
これでも、十分美味しそう!
でも、これだけでは終わりません。
ここからは、キッチンに戻り、仕上げます。
じっくり煮込んだお肉を、さらに焼くのです!
フライパンに、自家製のギー(バターオイル)かバター、ニンニクを潰して刻んだものを入れ炒めます。
そこに、お肉を投入。
表面がカリカリに焦げるまで、焼き、塩をふりかけて完成!
(もちろん、塩は目分量。笑)
写真の右上のお肉が、それです。
ルクソールでは、ロズ・ビ・シャーレイヤというエジプトご飯と一緒に食べたり、エジプトパン、太陽のパンに挟んでサンドにして食べます。
作り方も味付けも、とってもシンプルなのに、絶品!
遊びに来てくれる日本人のみんなからも、大好評。
ちなみに、上の写真の真ん中の料理(トマトがのってるやつ)にも、このお肉が入っています。
シンプルだから、他の料理にもアレンジできちゃう。
写真の料理は、蒸したジャガイモと一緒にお肉を入れ、上に完熟トマトを乗せてオーブンで焼いたもの。
(エジプシャン姉作!)
パン発祥の地・エジプトの太陽のパン
(アエーシ・シャムス)
日本とエジプトを行き来している私たち、もちろん日本でもこのお肉が食べたくなる。
でも、日本にはエジプトのような環境は整っていない…
ということで、日本でもできる、エジプトの味(に近い)作り方を考案しました!
もちろん、普通のキッチンで作れます!笑
用意するのは、圧力鍋。
これで、エジプトのように3時間も煮込まなくても大丈夫。
お肉は、できるだけ肩ロースの厚切りを選びます。
あとは、エジプトの作り方と同じ。
圧力鍋に材料を入れ、1時間ほど煮込むだけです!
直火調理の独特の香りは出ませんが、肉の柔らかさは再現出来ます。
とっても簡単で絶品なので、お肉好きな方は、ぜひやってみてくださいね!
また、渡埃の際は、ぜひ本場の味も食べてみることをオススメします!