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このブログでは、エジプトのポジティブな情報をお伝えしています。
ピラミッドとスフィンクス
エジプト観光するなら、首都カイロだけでなく、世界遺産のあるルクソールやアスワンにも訪れてみたいですよね。
でも、エジプトの国内航空券は、時期によっては国際線と変わらないくらい高価なことも。
バックパッカーや学生旅行には、辛いですよね…
そこで、安価に済ませたい方は【寝台列車】の選択がオススメ!
寝台列車なら、夜寝ている間に移動し、翌朝には目的地へ到着するので、時間も効率よく使えて、一石二鳥!
ということで、今回は、エジプトの寝台列車についてご紹介します。
寝台列車『ナイルエクスプレス』
多くの旅人が通るルートである、カイロからルクソールやアスワンへ南下する方法を見ていきましょう。
カイロから乗る場合、ラムセス駅が乗車駅となります。
この駅名は、古代エジプト王朝時代のファラオで、アブシンベル神殿を建てた、ラムセス2世に由来。
もともとは、ミスル駅(アラビア語でエジプト)と呼ばれ、カイロとアレクサンドリアを結ぶ鉄道の終着駅だったのだそう。
今では、アスワンまで結ばれ、田舎に帰省するエジプト人や、旅行者の主な交通手段の一つとなっています。
カイロ・ラムセス駅
団体ツアー旅行者は、日本からチケットを購入されると思いますので、今回は、バックパッカーなど、エジプトでチケットを購入する場合を見ていきましょう。
まずは、駅でチケットを購入。
『Ernst』と書かれた窓口でチケットを購入します。
窓口でチケットを買う
もしくは、ErnstのHPからも購入できます。
外国人旅行者の場合、当日でも優先的にチケットを取れるようですが、満席の可能性もあるため、余裕をもって、数日前には予約しておくことをお勧めします。
※最新のチケット価格や運行時間などは、ErnstnのHPでご確認ください。
ErnstのHPより
チケットが取れたら、あとは列車に乗るだけ。
ちなみに、寝台列車というだけあって、発車時刻は、夜7時頃。
翌朝(ルクソールには6時頃、アスワンには9時頃)に、到着する時刻設定となっています。
※最新スケジュールは、ErnstnのHPでご確認ください。
ラムセス駅には、遅くとも30分前には到着しているようにしましょう。
入口や駅のホームが混んでいる場合があります。
まずは、構内に入ります。
入口でセキュリティチェック(荷物検査&身体検査)が行われます。
そして、チケットに書かれているホームへ移動。
何番ホームかわからない場合は、駅員さんにチケットを見せたり、聞いてみると、とても親切に教えてくれます。
ホームにはキオスクや自販機もあって、飲み物やスナックなどを購入できます。
(列車の中で購入するより安い!)
ベンチもあるので、列車が来るまで座って待つこともできます。
ホームの様子(アスワン駅)
ここで、みなさん気になるのは、列車は時間通りに来るの!?ということではないでしょうか。笑
結論から言うと、寝台列車は、ほとんど時間通りに来ます!
海外の電車は、時間通りではないとよく聞きますよね。
私も最初は驚きましたが、遅くともほぼ予定時刻の10分以内で列車が到着します。
(10分など、誤差のうちに入らないと思えてしまうのが、海外の不思議。笑)
わたしは、過去6回ほど利用しているのですが、そのうち時間通りに来たのが2回。
5分〜10分ほど遅れたのが2回、残りは、なんと時間よりも早く列車が到着していました!
ちなみに、エジプトの鉄道、以前は全然時間通りではなかったといいます。
それが、近年は、観光に力を入れているせいか、管理が行き届いているのか、時間に正確になってきたようです。
時間通りに来ることに慣れている日本人にとっては、ありがたいですよね!
(ちなみに、エジプシャンはもちろん、アメリカ人やイギリス人の友人も、列車が遅れることについて、全く気にしていませんでした。笑)
さて、列車が到着したら、乗り込むのですが、エジプトでは、各車両に車掌さんがいて、まずチケットを確認されます。
その後は、車掌さんが部屋まで案内してくれるので、従います。
スーツケースなどの荷物は、ポーターさんが部屋まで運んでくれます。
(要チップです…)
寝台列車内の通路(ErnstのHPより)
お部屋は、大人2人部屋。
小さい子どもがいる場合は、3人同室にしてくれます。
(ただし、ベットは2つで、とても狭い)
イスラム大国のため、結婚していない男女が同室になることはありません。
お部屋は、こんな感じ。
シンプルな列車内
椅子が3つに、洗面台(石鹸とタオルあり)が付いているだけ、というシンプルな室内。
椅子を畳んでしまうと、2段ベッドになります。
ギザ駅を過ぎると、すぐに夕食が運ばれてきます。
夕食は、チキンかビーフに、ライス、副菜2品(ナスのトマト煮や蒸し野菜、ひよこ豆のサラダなど)。
そこにパンも付いてきて、だいたい、いつもこのメニュー。笑
気になるお味は?というと、まあまあという感じでしょうか。
(決して、美味しいとは言えない…)
追加料金で、紅茶などの飲み物も頼めます。
ただし、車内の水道水で作っているのか、水が美味しくありません。
(臭いも気になる…)
夕食&朝食時の紅茶用に、ペットボトルの水を1本買っておき、その水で紅茶を作ってもらうことも可能です。
(持ち込みの水でも作ってくれます。その場合は、チップ多めに!)
夕食後は、カフェテラスでドリンクを飲みながら、寛ぐこともできます。
(ただし、タバコ臭いので、禁煙者にはあまりオススメできないかもしれません…)
慣れない移動で疲れますし、到着は、早朝。
移動中は、ガタガタ揺れて熟睡できないこともあるので、早めの就寝をオススメします。
ベッドの用意は、夕食の後、車掌さんが来てくれます。
または、自分の好きなタイミングでお願いすることもできます。
目覚ましを忘れて寝てしまっても、大丈夫!
到着の1時間前には、車掌さんが朝食を持って、起こしに来てくれます。
朝食はというと、パンが4つほど。笑
(ロールパン2つに、クロワッサン、フルーツケーキ)
ジャムとチーズ2種類も付いてきます。
夕食同様、朝食も、だいたいこのメニュー。笑
(※食事の写真は撮り忘れました…すみません!)
朝食を終えると、車掌さんがベッドを戻しに来てくれます。
到着15分前には、車掌さんがアナウンスしてくれ、ポーターさんが部屋から荷物を運び出してくれます。
また、長時間の移動でお手洗いも利用したくなるかと思いますが、汚いことが多いので要注意。
乗車後、時間が経てば経つほど汚れていくので、早めのご利用をオススメします。
(ティッシュ、ウエットティッシュは必須です!)
ルクソール駅
駅に到着したら降車しましょう。
ポーターさんが荷物を駅のホームまで出してくれます。
そんなに直ぐには出発しないので、焦って降りなくても大丈夫です。
駅では、タクシーの出待ちがたくさんいて、しつこく声をかけてきますが、必要なければ、キッパリ断りましょう。
ということで、今回は【寝台列車】についてご紹介しました。
必要とする方の参考になれば幸いです!
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